愛情ではない?在宅、施設で「過剰介護」がダメな理由3選

介護
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 自立支援介護と過剰介護

「過剰介護」なんとなく誰が聞いても理解できる様なフレーズですよね!「介助しすぎてんなーっ!!!」って事ですね!

僕の勤める施設では「自立支援介護」を大切にしていて、

まず一番に伝えられたことの中に「過剰介護」はしてはいけない!!!っというのがはいっていました。聞いた感じは分かるけど「なぜ!?」っていうのは全然分からず、、、でしたが働く内に理解出来ました。

これが要介助者、介護士、家族にとって今後の生活、仕事を左右する程のとても大切な事なんです!

「自立支援介護」というのは要介助者が自立出来るように支援するって事なんですが、簡単に言うと、歩けなくなった、立てなくなった、ご飯の食べ方が分からなくなってしまった方にもう一度それが出来るようになろう!って支援する事なんですね!最初に出てきた「過剰介護」はそれを出来なくしてしまう!結果→日常生活を困難にさせてしまう、出来なくなってしまう・・・って事なんですね!

だから介助するのは必要最小減に留める!やれる事はやってもらう!

そうしないとおじいちゃんやおばあちゃんはやれていたはずの事がみるみる内に出来なくなってしまう。その結果、日々変わっていく身内を受け入れられない、ショックという事も、、、

そして在宅介護に疲れ→施設へ。

よくある話かと思います。

施設側でも

  • 職員不足
  • 介護以外に関わる業務もあり時間が無い
  • 忙しくて手が回らない

等施設により問題がある所もあれば無い所も有り(大変な施設の方が多いかと。。。)方針によっても人によっても色々あるとは思いますが「介助した方が早い!」→過剰介護ってなる事は普通にありえます。

その結果、今までやれてたはずの事が出来なくなる→介助大変→仕事も大変負の連鎖になると僕は思います。

 だから「過剰介護」はやめよう❕❕❕って事なんです。

過剰介護がダメな理由 3選

なぜ過剰介護がダメなのか、具体的に見ていきます。

  1. 残存能力が低下してしまう(筋力低下)
  2. 出来るはずの事が出来なくなる(忘れてしまう)
  3. 判断力の低下

等があります。

1.残存能力の低下

例えば、在宅介護でも自分で起き上がれる、立てる、歩ける、椅子からベッドへ移れる、等でも見ていて「大変そうだ。時間が掛かってしまっている。」からと手伝ってしまうと、介助なしでも出来ていた体重を支える、バランスをとれる等の事も筋力が衰えて介助有りきで出来るようになってしまいます。それが当たり前になってくれば、要介助者も手伝ってもらうのが当たり前になり、手伝ってもらえるまで待つように、、、その結果、筋力もどんどん低下しやがては自分では立てない体に。。。→さらに、介助が無いと起き上がれない体に。。。

これは高齢者でなくともそうです。普段歩けているのは、毎日立って、歩いているから。

例えば、入院して1週間ずっと寝ていたとしましょう。それだけでも普段より遥かに疲れやすく、体力も落ちますよね。1か月も寝ていたら、立ち上がるのも、歩くのもきついです。。。

そうして困難になった事を再び出来るようにする為にリハビリがあるんですね。

2.出来るはずの事が出来なくなる(忘れてしまう)

残存能力の低下の様に立つ、歩く等の事も出来なくなると共に、そのやり方も忘れてしまうんですね。大変だから、時間が掛かるから、「着替えを手伝う。」「ご飯を食べる事を毎回手伝う」等やりすぎてしまう事で、介助者本人がやらなくなり、脳がそのやり方を忘れてしまう。

これは例えばご飯が食べれなくなる。着替え方が分からなくなる以前に、

・箸を見てもどうやって使えばいいか分からなくなる→食べ物は認識出来ていても食べる手段を忘れてしまっている→お椀やお皿に直接顔を付け食べる。手掴みで食べる等

・衣類を見ても、どの順番で着ればいいのか分からなくなる、何を着て良いのか分からなくなる。→服を逆に着てしまう、裏返しにきてしまう、下着と上着を逆に着てしまう、季節感の無い服装になってしまう等

食べ物や、衣類、歯磨き等、日常生活のそれが何なのか認識していてもそれを行う手段を忘れる。

→「介助が無いといけない生活」になるんですね。

3.判断力の低下

これも「過剰介護」なの?って私も思いましたが、「教える」って事が「過剰介護」につながる場合もあります。

食べ物、服、遊び、自由時間等、複数の事柄を選べる様な事でも「全て決めてあげる!」って誘導する事も場合によっては介助者脳を使わなくさせてしまいます。自由に選ぶ権利がもともとありますし、時間が掛かっても自分で考えて、決めるという事で自分らしさを取り戻したり、生活に張り合いが出る事もあります。

また、日付や時間等も聞かれたからと言って全て「教える」という事はいけません。

「自分で確認する」「時間を見て○○をする」等、自分で気にして行動する事が出来なくなる事があります。その為、「すぐに教える」ではなく「確認してもらう」っとした方が良いようですね!

まとめ

人は老化をすると心身の衰えが始まります。

だから普段からやっていないと出来なくなる。高齢者はその出来なくなるスピードも速いです!

介助側が「この人」の為と思ってやり過ぎてしまう事で、「この人」が出来るはずの事を出来なくさせてしまう事があるようですね。

だからこそ出来そうな事は様子を見る、やってもらう。出来なさそうな事は全部ではなく様子を見ながらどこまでが出来て、どこからが出来ないのか把握し、介助が必要な部分のみを介助する。状況に応じて変化を見極める事が良いのかと思います。

愛情だと思って「やりすぎてしまう」事でかえって逆効果になる事もあるという事がわかりました

だからこそ、愛情をもって見守りする事も大切なんですね❕❕❕

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